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01.ピザ窯の種類

ピザ窯はイタリア製と日本製に分けられ、その中でも完成品の窯(モバイル窯)をお店に設置する場合と、お店の中で一から製作する(現地築炉)があります。お店の入口が狭くて完成品の窯が搬入困難な場合や、形や大きさをお店に合わせて作りたい場合などは、弊社がお客様に合ったピザ窯のメーカーをご紹介いたします。

写真:イタリア

イタリア製

イタリア製の特徴

イタリア製はナポリ窯をはじめ、イタリア各地に窯のメーカーがあります。「薪を使用する窯・ガスを使用する窯・ガスと薪を併用するハイブリッドタイプ」、または各社によっても多少異なりますが、代表的なナポリ窯(薪窯)の特徴は炉内部の温度が500℃近くになり、ナポリPIZZAを焼く上で非常に重要な部分です。構造的には、外枠(土台)は耐火煉瓦、内部は岩土・ガラス片などを耐火セメントで固め、その上に耐火煉瓦でドームを造りその間にはソレント半島の海岸の砂を入れて層を作ります。さらに薪の高熱からの劣化を守る為に塩の層を重ねています。炉床部分にもソレントの粘土を用いる事でやわらかく、耐久性のある炉床を可能にしています。

イタリア製メーカー
写真:ステファノ・フェラーラ
ステファノ・フェラーラSTEFANO FERRARA

ナポリで3世代続くナポリ窯で、その実績はイタリア国内に留まらず、ヨーロッパ・アメリカ・カナダ・アジアなど世界中で幅広く支持されています。

写真:ジャンニ・アクント
ジャンニ・アクントGIANNI ACUNTO

イタリアを代表するナポリ窯でイタリア国内の名店からも圧倒的な支持を受けています。大量生産はせず、すべて手作りの為に納期には数ヶ月要します。耐久年数50年の信頼出来るブランドです。

写真:マリオ・アクント
マリオ・アクントMARIO ACUNTO

イタリアを代表するGIANNI ACUNTO社Gianni氏の弟Mario氏がプロデュースする窯で、ACUNTOの技術に加え、非常にデザイン性も意識した窯です。

写真:マラナ
マラナMARANA

ヴェローナ近郊のコルノにあるメーカー。炉床が回転しながら上下動するシステムを持つ窯もあり、パルマ世界ピザ選手権のオフィシャル窯でもある。AVPN(真のナポリピッツァ協会)認定窯。

写真:ヴァロリアーニ
ヴァロリアーニVALORIANI

煉瓦の産地トスカーナのレッジェッロ市にあるメーカー。ガス窯・薪窯に加え、コンパクトな組立式などもある。

写真:エルネスト
エルネストERNESTO

ナポリで100年続くエルネスト氏の窯。現地で一から作る手法で、日本でも8台(8店舗)に築炉されています。

写真:日本

Made in Japan

日本製の特徴

国産窯にも「薪を使用する窯・ガスを使用する窯」があり、炉内部温度は500℃近く。研究熱心な日本人の作る窯はそれぞれのメーカーに特色があり、何といっても国産窯は日本の煉瓦職人の技術とその正確さが非常に信頼できます。確実に守られる納期・出荷前のメーカーでのアイドリングやタイル貼りなど、店舗工事の短縮を実現でき、充実したメンテナンスも国産ならではです。

日本製メーカー
写真:マーゴ窯
マーゴ窯MAGO FORNI

ここ数年人気の高まっている窯。デザイン性・機能性ともに充実しており、ピザ窯とグリラーを一体化した窯なども作り、オーナーからの要望にも柔軟に対応できる技術。モバイル窯・現地築炉も選択できる。

写真:山宮竈
山宮竈

東京・日本橋の老舗窯ブランド。MADE IN JAPANに拘る最高の技術は、日本中はもちろん、海外からの注文もあり、ドバイやサウジアラビアにも築炉の実績があります。現地築炉に拘り、一つ一つ丁寧に作り上げる職人技。

写真:ツジキカイ
ツジキカイTSUJIKIKAI

埼玉県川越市の総合メーカー。豊富な技術で作り出される電気窯・ガス窯・薪窯からミキサーやドウコンディショナーなど、幅広いラインナップです。

写真:ガンジョーネ
ガンジョーネ(増田煉瓦)GANJOUNE

群馬県前橋市・ガンジョーネ製で、窯材をイタリアから仕入れて日本国内で組上げた窯です。完成品の搬入も、お店での現場施工も可能で、窯の仕様は標準仕様に加え、ご要望に応じて設計変更も可能です。

写真:コーノ
コーノ

岐阜県多治見市・㈱コーノ製で、美濃焼の窯業界の技術を活かした一体型の特殊ドーム形状で、耐久性にも優れ、炉床には特殊セラミック板を敷きピザの底面もカリッと焼きあがります。