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Flow
02.設置と搬入の流れ
ピザ窯重量は2.5トン以上でその搬入は専門技術(重量鳶職)が必要です。また、設置ではその重量に耐える基礎工事が必要です。
【!重要!】設置と搬入の流れの前に!現在物件探しをされている方へ
賃貸契約をされる前に、まずはお店の周囲の隣地境界をご確認ください。店舗の壁と境界線まで最低30cm~40cm無ければ煙突を設置できません(屋根貫通できる場合は可)。建物オーナーまたは管理者に煙突を壁に固定して良いかもご確認ください。
窯を設置するピッツェリアにとって物件探しは非常に重要です。事前にご相談いただければ、プロの目でアドバイスさせていただきますので、気になる物件があれば住所をお知らせください。煙突が設置可能かどうかの調査は無料にてお手伝いさせていただきます。
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ピザ窯の決定Decision
まずはPIZZA窯を設置するスペースと天井高さ(2.5m以上)の確認を行うとともに、オーダーの集中する時間帯にPIZZAを何枚焼くか(席数とメニュー構成も考慮)の推定のもと路床の大きさを決定します。これらを踏まえ、どのメーカーの窯を導入するか十分に検討していただきます。一度、据えてしまうとそう簡単に動かしたり交換したりできません。慎重かつ多角的に検討してください。そして、導入するピザ窯が決定した段階で所轄消防署に炉の設置届けを申請します。
Point
- 機能性(温度)※
- 窯の大きさ(地方条例によって窯の内径で消防法の適応が変わります)
※ナポリピッツァ:450℃~500℃、ローマピッツァ::400℃~450℃、ミラノピッツァ:400℃~450℃、タルトフランベ:350℃~400℃
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店内強度調査Investigation
窯の総重量は2.5トンを超えます。その基礎となる設置場所の強度を調査致します。階下にフロアのある場所なら補強工事が必要な場合もあります。
Point
- 階下にフロアのあるビルは調査要(たとえ1階でも地下がある場合は注意が必要です)
- 近隣が住宅地は要注意(排煙の苦情)。しかし、弊社では排煙対策もできます
- お店の前を通る人から見える位置に窯を設置できると看板効果もあります
- 天井の低いお店は排気が効率が悪いため、天井高さは2.5m以上確保が望ましいです
窯の脚の位置にH型鋼で補強したり、鉄板を置いて加重を分散させる。
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設置準備Preparations
窯の搬入までに設置場所の床は仕上げておき、搬入当日はどのような重機で搬入するかなど綿密な打ち合わせが重要です。
窯の高さも重要で、シェフの背丈に合わせたものでなければなりません。もし、低かったり、高かったりすれば腰を痛めたりピザの焼き加減を確認しにくいものになってしまいます。Point
- シェフ自身の身の丈に合った高さにする
- 架台下はなるべく広くスペースを確保する
- 薪の出し入れをしやすい工夫を施す
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ルート確保Route
窯の設置日が決まれば、当日の搬入ルートの確保を行います。
レッカー・フォークリフト・ハンドジャッキ等の重機材の選択もここでします。
既存店などでは場合によって店舗入口やカウンター等の一時撤去も検討します。Point
- 2.5トンを超える窯の搬入は専門職を手配(重量鳶)
- 店先にレッカー車やフォークリフトを使用するため最寄の警察署へ駐車許可をもらいます
- 既存店ではほとんどの場合、店の入り口を解体し、搬入スペースを確保します(その為、搬入後、補修工事完了までお店を休む必要があります)
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搬入Import
ピザ窯の搬入作業は非常に危険な作業と言えるでしょう。また、一度設置した窯は簡単に移動できません。
調理の動線を考えピザ窯の向きを調整します。Point
- パーラーを使うシーンを想定して窯の向きを調整
- ピザ生地の粉の保存場所、ミキサーの場所、ピザ生地の保存場所、ピザ生地を延ばす場所、焼きあがったピザを載せる場所、ピザ用皿の置き場所等、業務に必要なスペースを想定して設置位置を調整します
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煙突工事Chimney
いよいよ最終段階です。窯の設置から理想的な排煙を促す煙突工事を行います。場合によっては強制排気ファン、水フィルターなど排煙を助長するシステムを付加します。
窯の設置が完了すれば煙突工事を開始し、消防の検査を受けます。Point
- ランニングコストのかからない煙突が望ましい(掃除システムの付加)
- 近隣の苦情に対応できる煙突が望ましい
- 長持ちする強度の煙突が望ましい
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完了Completion
消防の検査に問題がなければ、ピザ窯の設置は完了になります。