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Duct
04.煙突
ピザ窯の煙突は薪を使用する窯にとって非常に重要な設備です。煙突の性能ひとつで近隣とのトラブル・窯内温度の保温力のロス・煙突火災・店内への煙の漏れ・ランニング的に起こる煙突掃除など、すべてに影響を及ぼします。これらのトラブルはお店にとって深刻な問題であり、当社では経験と専門知識により快適なピザ窯煙突をご提供・プランニングさせていただきます。
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Point 01:
基本的な設計として、煙突は横引き管と縦引き管の比率は1:2を理想とします。梁などの影響で煙道が逆勾配になる場合は専用の耐火ファンを併用します。
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Point 02:
空気の対流も重要なポイントで通常では自然排気(煙突用ファンは使わない)が煙突の基本ですから、排気に対しての同量の給気を窯専用に確保することが重要です。
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Point 03:
当然、厨房のダクトファンとのバランスも計算すべき項目で、意外と無視されてるいるお店が少なくありません(空気の給気・排気のバランス)。
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Point 04:
店内横引き管のルートも消防検査の項目に係ってくる項目であり壁や天井の素材との基準も考慮し、場合によって2重煙突を使用します。ロスなくエアコンの能力を引き出すのも上昇気流に乗せるドラフト効果もこの煙突の保温効果が最大ポイントです。
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Point 05:
煤の対策としては当社のフィルターを使用し、場合によっては水フィルター(地方条例で水フィルターを義務付けてる場合もあります)などを用います。
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Point 06:
お店を運営して行く上で、問題となる煙突掃除ですが、煙突とダクトは設計が異なることをご存知でない方も少なくありません。施工後も脱着・点検出来る構造にすることが煙突の必修条件となります。当社の煙突は数年後のことも考えた設計・構造のものとなりますのでご安心ください。
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Point 07:
「煙突掃除が容易に出来る煙突」最近では都心部・テナントビルに設置される窯も多く、2階~高層階の場合、煙突を掃除するとなると大変な費用が必要です。当社では自社製の煙突掃除ユニットを煙突に組み込むことで店舗スタッフが容易に煙突掃除をできることを実現し、ランニングコストの軽減と煙突の安全性を確保します。
煙突の仕様・設備
煙突はお店の立地に合わせて4パターンの仕様があります。
自然排気
強制排気
2WAY排気
アクアフィルターF-22
自然排気
もっともシンプルでポピュラーな煙突仕様で、強制排気ファンは使わず窯からの排気を上昇気流にのせて自然ドラフト効果で排気致します。
当然自然に排気しますので窯の蓄熱効果も良く、安価です。但し、窯から屋根の先端までの全経路が上がり勾配が可能な事と煙突の縦:横の比率が2:1以上必要です。
強制排気
自然排気に求められる上がり勾配が、店内の梁や天井が低い場合などで得られない場合は強制排気ファンにより排気します。
煙突は厨房のダクトと違い、強く吸わせる事は蓄熱の妨げになりますので排気風量は弊社の実績を生かし、窯にとって的確な風量を計算させて頂きます。
2WAY排気
自然排気と強制排気を簡単に切り替え出来る二刀流煙突システムで弊社のオリジナル仕様です。窯の熱で排気ファンが故障する事を防ぐ特殊技術で使い方は、朝の火入れの窯が温まって居ない時だけ強制排気し営業中は自然ドラフトで自然排気する事で薪の節約にもなります。
また、風の弱い時は自然排気・風の強い時は強制排気に切り替えて使い分け出来るハイブリッドな煙突です。
アクアフィルターF-22
商業施設や近隣への煙の影響を考慮したい場合は最新型の高性能アクアフィルターF-22を使用します。煙は完全に水の中を通り煤や臭いを軽減します。
二重管
店内の煙突は火災予防と空調効果も考慮し2重煙突を使用致します。ピザ窯専用の二重管煙突を自社で製造・施工しているのは日本では弊社のみで豊富な経験と高度な板金技術からオリジナルカラーや銅や真鍮などの煙突も製作可能です。
二重管の特殊カラーを作れるのは世界でも弊社のみで、海外からのニーズもありロゴ入りや迷彩など多種多様なオーダーも可能です。機能的にも最高の断熱材を使用しておりお店の花形とも言える窯の煙突がアルミテープ巻のままや断熱材のままで仕上げてるものとの違いを是非ご確認下さい。
FMW
FMWは弊社オリジナルの簡易煤フィルターで電気や水は必要ありません。容易に取り出し可能ですのでお店の方で簡単に掃除も出来ます。
フィルターの枚数を変える事で除去率もアップ可能で夜間の強風時や台風時の時の逆流防止機能もあり寒冷地などでは冬場に夜間窯が冷める事を軽減する効果もあります。